平成26年度に向けた我が教育ビジョン

伊丹市立こやのさと幼稚園  (学級数 3 学級、児童数 71 人)

1 本年度の取り組み状況(11月末現在)

(1)  研究テーマを焦点化し、自分で感じ、考えることができる子どもの育成を目指して、教師の援助のあり方や環境構成のあり方など、保育の質の向上に取り組んできた。園内研修会や講師を招聘しての研究会などを実施し、研究が明確になるように、職員全員で話し合い、計画、評価、再構成というサイクルで保育の創造に取り組んできた。

(2)  学力の基礎となる「聴く力」を育むために、保育の中で、「自分から聴く、理解する、行動する」ということを意識して取り組んできた。教師自身の話の仕方、場のつくり方などを工夫し、子どもが自分で場を捉え、考えて行動できるようにしてきた。

(3)  PTAとの連携を深め、子ども達のためにできることを考え合い、意識が持てるように取り組んできた。園で子どもと一緒に過ごすことを通して、子育ての楽しさや地域として仲間となることなどを啓発してきた。

(4)  すこやかネット松中ブロック推進事業の取り組みや地域の方々に園の花壇の整備をしていただいたり、行事に参加していただいたりしながら、幼稚園、保護者、地域が協力して園の教育を推進していく関係をつくってきた。

 

2 めざす幼稚園像

(1)子ども達が、のびのびと心豊かに安心して過ごすことができる幼稚園

(2)園児・教師・保護者が共に育ち合い、学び合うことができる幼稚園

(3)社会人としての基礎・基本を学ぶことができる幼稚園

(4)集団生活のルールを知り、「聴く力」「話す力」「行動する力」をつ

 けることができる幼稚園

 

3 めざす子ども像

のびのびと力いっぱい活動する子ども

       よく考え工夫する子ども

       友だちと思いきり元気に遊ぶ子ども

       思いやりのあるやさしい子ども

 

4 めざす教師像 

(1)子どもを温かく見守り、その子らしさを受け止めることのできる教師

(2)子どもの様子から、自分自身を振り返り、感性を磨くことのできる教師

(3)子どもに生活の基礎・基本を伝え、守ることを教えることができる教師

(4)良識を持って保護者・子ども・地域の人たちと接し、信頼される教師

(5)子ども達と共に生活する中で良いモデルとなると共に、協力し、高め

   合える教師

 

 

 

5 我が校(園)の特色

・幼稚園・小学校・中学校が隣接しており、3者が連携して教育の推進に取り組んでいる。小学校とは、音楽会やウインターフェスティバルなどに参加したり、地域と一体となって行っている米作りを共に行ったりするなど、年間通して実施している。中学校とは、トライやるウイーク等の交流を通して子ども同士のふれあいを大切にしている。

・地域、家庭、幼稚園の連携が強く、幼児教育を共に支えていく関係が構築できている。

・園児同士のかかわりを深め、協同性をねらった教育を進めており、異年齢交流や地域の子ども達との交流などを意欲的に実施している。

6 我が校(園)の研究概要

研究テーマ   

友だちと共に、遊びを創り出す子どもの育成

  〜一人ひとりが感じ、考え、心をゆらすことを視点とした援助のあり方とは〜

7 今後に向けて

(1)   研究テーマにあげている子どもの心の成長を捉え、学びを明確にした保育展開を目指していく。

@  職員全員で、指導計画や事例研修に取り組み、幼児理解を深め、心を動かしている姿を明確にしていく。

A  小学校や中学校との連携を深め、学びの連続性について考え合う関係をつくっていく。

B  学力の基礎である「聴く力」に重点をおき、保育の中で、「自分から聴く、理解する、行動する」ということを意識して取り組んでいく。

(2)地域力を生かした保育の創造を図る。

@  地域の方、保護者の方による花壇の作業や誕生会時の保護者同志の出し物の実施などを継続して行い、地域の教育力を園に生かしていく。

A  地域の米作り体験に小学校と一緒に参加し、「食育」としての実体験を通した経験を今後も大切にしていく。

B  園の行事に地域の方々に参加していただいたり、職員が地域の行事に積極的に参加したりして、園の教育の情報発信に取り組み、地域で子ども達を育てていく関係をつくっていくようにする。

(3)家庭・地域から信頼される幼稚園づくりに努める。

@  保育の内容を写した写真の掲示を実施し、幼稚園での教育について、保護者に伝えていく機会をつくる。今大切にしている教育の内容を、園だよりやクラスだよりと合わせてわかりやすく伝え、理解が得られるように取り組みを進める。

A  学校評価を実施し、改善点などを詳しく保護者に伝えていく。また、ホームページの更新を月3回を目標に取り組み、園の教育を広く発信していく。

B  誕生会後のバースデートークなどで、すこやかネット松中ブロック共同実践事業で考えた「子育て10箇条」について話し合う場を継続して続け、子育てについて保護者と語り合う機会を大切にし、家庭力向上に向けて取り組んでいく。

 

                          伊丹市立こやのさと幼稚園   園長  峰松 誠治        

     我が校()のHPのURLは・・・ http://www.k-koya.itami.ed.jp/